平野の伝承とくらし 第2回

東屋沼神社(明神様)

東屋沼神社については冊子では、17番目(p15)で取り上げられています。

① 平野字明神脇1番地
② 福島交通飯坂線平野駅の東
③ 角田 俊雄

 延喜式神名帳に記載されている延喜式内社は、昔の信夫郡内に大社1社、小社4社、計5
社あります。鹿島神社〈旧平田村〉、東屋國神社(旧中野村)、黒沼神社〈松川〉、白和瀬神社
(旧大笹生村)、東屋沼神社(旧平野村)、名神大社は明神様と呼ばれています。
 特に東屋沼神社は名神大社となっています。名神大社は昔、国家に大事があるたびに、諸
国の名神大社に臨時に朝廷(天皇が政治を行うところ)から使者を遣わして祈願し、名神祭
を行った神社です。
 祭神は大己貴命(おおなむちのみこと)、少名彦命(すくなひこのみこと)素戔嗚命(すさの
お)のみこと、日本武尊(やまとたけるのみこと)の4柱を祀っています。

 祭礼・・・春の例大祭は、昔より旧暦の3月10日でありましたが、時の流れで昭和61年3月
    3日付、神社本庁の承認を受けて毎年4月の第3日曜日に変更になりました。
    秋の例祭は従前通り旧暦の9月19日です。

〈参考〉 延喜式・・・「律令」の施行細則です。律令とは孝徳天皇の時に中大兄皇子を皇太
          子として大化元年から大化5年(650年)にかけてつくられた法律で、
          憲法のようなものです。その施行細則に当たるものが弘仁式とか貞観
          式として出され、続いて延喜式が発せられました。その延喜式の神名帳
          に記載されている神社が延喜式内社といわれています。この神社では
          国の行事・儀式として祭礼が行われました。

                                 (角田 俊雄)

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